設立経緯
弊社は自社工場(成田・芝山工場、長野工場、播磨工場、橋本工場)にてそれぞれ異なる製品を専用ラインで製造しています。そのため、各工場に技術開発部門の一部社員を駐在させ、設置している専門的な設備を活用して研究・開発を進めて参りました。
今後、多様化するお客さまや市場の様々なニーズにお応えする製品を開発していくためには社内技術ノウハウの融合、人材の多面的な活躍、情報集約強化等が必要であると考え、点在する技術社員及び研究・試験設備を集結し、和歌山県の橋本工場に併設して「KYOSEI R&D CENTER KAMURO」を設立しました。
これまで以上に技術開発部門の連携を強化し、よりスピーディな製品開発、技術革新を行い、これからの社会に貢献できる製品を開発してまいります。
多彩な研究設備
開発棟、事務所棟紹介
生産本部副本部長 小岩 博史インタビュー
【小岩博史 経歴】
1991年の入社以来、バルブ・ガバナ開発部門で新商品の開発や既存商品の改良、製造部門では生産効率の向上、製品品質の改善に携わる。
2023年に技術開発を統括する執行役員として経営に参画。2025年の開所に伴い、R&D部門管掌としてR&D CENTER KAMUROに駐在し、新製品の開発に加え、次世代技術者の育成に取り組んでいる。
KYOSEI R&D CENTER KAMUROのミッション
社会に貢献できる新製品の開発、既存製品の改良、技術サービス向上をミッションとし、以下の取組みを実施しています。
- 1)市場調査
ガス会社さま、各方面の取引先さまへの訪問、新技術の展示会への参加等で、製品のPRや情報交換、意見交換等の様々な機会を通じて、ニーズや市場動向を調査しています。 - 2)新製品の設計
ニーズを中心に製品の機能を考え、材質調査や構造検証を重ねてCADにて設計(製図)を行います。 - 3)試作、試作品試験、評価
設計に基づきR&D CENTER内の設備を活用し、試作品の試験と評価を行います。試行錯誤を繰り返し理想を追求していきます。 - 4)製品化に向けた試験、評価
製造工程での課題、量産の可否判断、実際の製造を想定等、製造現場の工場とシミュレーションを行います。設計変更や生産設備の設定調整等、試作同様に試行錯誤を繰り返し製品化を目指します。 - 5)技術サービス
専用品の設計や図面作成、製品の試運転やガバナメンテナンスに関する技術サポート、仕様書などの書類や図面作成等、取引先さまからの技術的な問い合わせやご要望に対応します。
